チェスが伸びない。パズルは解いてるし、定跡も覚えてる。それなのに、なぜかいつも同じ負け方をしてしまう。 その感覚、すごく分かります。私も長い間、同じところでつまずいていました。 私は公式戦を1,000局以上指して、インターナショナルマスターになりました。それでも、振り返ると「頑張る方向がズレていた」時期があって、何年も遠回りしてしまったと思っています。 このメールでは、チェス歴25年の中で本当に効いたことだけを「25の学び」としてまとめました。 無駄な失点を減らして、上達に直結することに集中して、もう一度チェスを楽しめる状態に戻していきましょう。 教訓1:引き分けで逃げない 私は公式戦で400局以上負けています。でも、その負け自体を後悔したことはありません。 後悔しているのはたった2局。「勝てるチャンスがあったのに、引き分けで手を打ってしまった」対局です。 1局は、元スーパーGMが相手でした。 引き分けでIMタイトルが決まったんですが、あの一局だけは、何年経っても心に残りました。 あの瞬間の私は、成長よりも安全を選んでしまったんだと思います。...
4 months ago • 1 min read
せっかくOTB大会に向けて毎日トレーニングしたのに、勝てない。格上には歯が立たず、同レートにも一方的に負け、勝つべき相手にも中盤で崩れる。 「どうして?」と焦るばかりで、朝のラウンドを控えているのに眠れなくなる──。 こんにちは、IMじゅんたです。 配信で「不調のとき、どうしてますか?」と聞かれました。 私もベトナムの国際大会でFIDEレートを60落としたり、IMとして4連敗したりしたことがあります。誰でも、うまくいかない時期はあります。 今日は、25年の私のチェス人生で効いたスランプ脱出の10の対処法をまとめました。 スランプを抜ける10の対処法 1.「波」を受け入れる 実力は点ではなく、揺れる線。上ブレも下ブレも平均の一部。 今日は「下ブレの日」と受け入れるだけで、少し楽になります。 2. 焦って「普段どおり」を押し通さない具体的に何が崩れているかを3行で言語化しましょう。 状況を整理するだけで冷静に考えられるようになります。 3. アウトプットからインプットへ一時シフト対局を減らし、読書・棋譜並べ・タクティクスにフォーカス。 必要ならチェスから距離を置くのもいいと思います。...
6 months ago • 1 min read
こんばんは!IMじゅんたです。 今回は読者の方からリクエストされたテーマです。 「OTBの大会に出場するときに準備として気を付けていることはありますか?」 OTB(Over the board = 対面)の大会というと、チェスの中でも特に本気度の高く、持ち時間の長い試合を指す場。 8歳の時から25年、毎年OTBの大会に参加している私が気を付けている5つのポイントを紹介します。 1. タクティクス脳を温めておく チェスの大体の勝負を決めるのは、結局タクティクス。 いくら新しい定跡の手順を頭に入れても 戦略についての本を読んで上手くなった気になっても、 駒をただで落としてしまうと負けてしまいます。 「自分の頭で考えて、強い手を見つけようとする」ということをしばらくやっていないと、そのエンジンがかかるまでどうしても時間がかかります。 大会の前に、軽くでもいいので(③も参照)、タクティクス問題やメイト問題を解いて「チェス脳」を活性化させておきましょう。 2. 早指しを減らす OTBで指すクラシカルと、ブリッツやブレットなどの早指しは別物です。...
7 months ago • 1 min read
こんにちは! 明日、7月20日は「国際チェスデー」。 1924年にパリで国際チェス連盟(FIDE)が設立されたことを記念して制定されたこの日は、世界中のプレイヤーや愛好家が1つとなる特別な日です。 国際チェスデーにちなんで今日は特別なお知らせがあるのですが、まずはいつも読んでいただいている皆さんに、私のチェス人生について話します。 チェス人生 私がチェスを始めたのは27年前、1998年のことでした。 今は10歳のIMがいるような時代ですが、私はチェスを始めたのが6~7歳で、10歳になった時もオーストラリアの国内レートは600台だったので、だいぶスロースターターでした(なんでもそうかもしれません)。 しかし、チェスがとにかく楽しくて、時間があればチェスの本を読み、毎週、チェスクラブで試合をしていました。 家で家族と指すことから始め、 学校のチェスクラブ 地域のジュニアクラブ 学校対抗戦 ジュニア大会 大人も参加するクラブや大会 へとチェスを始めての数年でステップアップしていきました。...
9 months ago • 1 min read
こんにちは! 今回は重要ながら、チェス界であまり扱われていないテーマについて。 相手の手番の時って、何をどう考えるべき? 20年以上の付き合いがある、3人のグランドマスターに聞いてみました(拙訳)。 モルトン(オーストラリア)[ウィキペディア、ユーチューブ] イアン・ロジャーズ(オーストラリア)[ウィキペディア、X] レイモンド・ソング(台湾、元オーストラリア)[ウィキペディア、インスタグラム] 今回はOTB、対面のチェス(それもクラシカルという持ち時間の長い試合)においての話ですが、オンライン編も書こうと思います。 1. 相手の手番の時に何を考えるべきか・どう考えるべきかについて、何かアドバイスはありますか?あなた自身、どんなアプローチを取ってきましたか? モルトン:局面にもよるが、私は相手の1番強い手が何かを考えようとする。考えておけば、指されて驚くことはない。そして、白黒ともに、指してしまいそうなミスは何かも考える。この後者にいたってはなんでそうするのか分からないが、私の習慣の1つだ。...
9 months ago • 1 min read
こんばんは! 『チェスの振り返り:完全ガイド』、火曜夜のローンチから48時間で、すでに44名の方にお買い上げいただいています。 受講していただいた方、ありがとうございます。 受講された方からは、早速こんなお声をいただいています: FIDEマスターの方からも とのお言葉をいただきました。 このコースでは、「なんとなく分析」から脱却し、成長につながる4ステップの振り返り法を身につけられます。 内容は、 ✅ 試合を振り返る4ステップをわかりやすく解説 ✅ エンジンに頼らない「考える力」を育てる方法 ✅ オンライン・OTB問わず、実戦に活かせる振り返りの型 ✅ 忙しい人でもできる、習慣としての分析法 「試合も練習もしてるのに、なぜか伸びない…」 そんな方のために作りました。 本当に必要なのは、モチベではありません。 試合から確実に学び、上達につなげることができるステップです。 ¥2,000オフの特別価格(¥4,980)は 明日、7月4日 (金) いっぱいで終了します。 7月5日(土)からは通常価格の¥6,980に戻ります。 毎試合から学び、着実に成長する習慣を今日から始めましょう。...
9 months ago • 1 min read
皆さん、こんばんは! ついにこの日が来ました。 3月から構成、実践例、スクリプト、撮影、編集、PDF作り、サイト作り...チャンネルの動画作成も止め、ゆうに200時間は取り組んできた気がします。 『チェスの振り返り:完全ガイド』、いよいよ公開されました。 マスターによるチェスのビデオコースは、日本語では初めてのものになります。 私のチェス人生で、効果的な振り返りについて学んだことをまとめました。あなたやあなたのようなプレイヤーのチェスにとって、このガイドがどれほどの力となるか見るのを、楽しみにしています。 私が10代や20代の時、チェス人生のもっと早い段階でほしかったと思うノウハウやスキルが、このガイドに詰まっています。 もしあなたが 実戦や練習をこなしているのに、伸び悩んでいる 振り返りに興味があるけど、どうやればいいか分からない 振り返りを自分なりにやってみたけど、学べている気がしない 頑張っているのに、成長が感じられなくて悩んでいる なら、このガイドが力になれるはずです。 このガイドは何?...
10 months ago • 1 min read
こんばんは! 今朝はアボカドエッグトーストを食べながら、クイーンズギャンビットのある手順を脳内再生してました。黒のaファイルのパスポーンはどれくらい脅威なのか、白はどのマスで止めておくべきか考えるなど、相変わらず重度のヤバいチェスが常に頭の片隅にあるじゅんたです。 1.d4 d5 2.c4 dxc4 3.e3 b5 4.b3 Be6 5.a4 c6 6.axb5 cxb5 7.bxc4 bxc4 8.Qa4+ Qd7 9.Bxc4 Qxa4 10.Rxa4 Bxc4 11.Rxc4 Nd7のあとの図。 さて、3月から取り組んでいたチェスのビデオコース、いよいよ4日後(7月1日)にリリースです。 タイトルは「チェスの振り返り:完全ガイド」。 私のチェス人生においての25年以上の競技経験、15年の指導経験から、効果的だと思う振り返りのステップ、注意点やコツをまとめました。 コース以外でも振り返りについて発信したかったので、先ほどYouTubeチャンネルに動画を出しました: 「チェス上達を止めるダメな振り返り10選と改善法」...
10 months ago • 1 min read
こんばんは! 私が3月から取りかかっていたのは、ビデオコースの制作でした。 テーマは「チェスの振り返り」。 なぜこのコースを作ったのか? それは、多くのチェスプレイヤーが試合後に、 「何が悪かったのか分からない」 「同じようなミスを繰り返してしまう」 「どう振り返ればいいのか分からない」 「振り返りをしても学べている気がしない」 と悩んでいると感じたからです。 私も長年、振り返りが面倒で避けていました。 10代の時から毎年、国際大会に出ていましたが試合の振り返りをどう行うべきか分からず、「難しそう」と避けてばかりいました。せっかく実戦を積んでも、そこから十分に学べず、上達のチャンスを逃していました。 強い相手やマスターに負けても、 何が良くなかったのか 自分のチェスの弱点はどこなのか それはどういう風に改善できるのか が分からず、停滞していました。 オンラインチェスでも多くの試合をこなしていましたが、各試合からの明確な学びは得られていませんでした。振り返りをするとしてもエンジンが提示するミスや逃した勝ちをパパっと見るだけで、学んだ気になっていました。...
10 months ago • 1 min read